葬儀式場には必ず駐車場があるとは限りません。私たちはご家族の駐車スペース2〜3台分とお寺様が乗られて来る1台分を確保して、あとは正直言って知りません。だってフタを開けるまでどれくらい来るか分からないのですから。お客様には基本的には「公共の交通手段で来て下さい」と伝えます。お参りの方が大勢車で来ると分かっているなら、駐車場がいっぱい完備されている式場でやります。スペースが10台分しかないのに15台は停められないってことです。「どうして駐車場が無いの!」と怒る方がたまにいらっしゃいますが、無いものはないのです。ですので“駐車場が空いてたらラッキー”くらいに考えてもらいたいのです。大人なんですから。
どうしても車を停めたければ、お通夜は18時からの開式が多いですから早めの17時前には式場に着いて駐車場を確保するか、お焼香もかなり進んだ19時前くらいに式場に来れば駐車場も空き始めていますし、焼香もすんなり行けます。18時になど来るから混んでいるのです。早めに来るか、遅くに来るかです。遅く来たってお参りは問題なく出来ます。お通夜が終わってもご家族は会食されて席は外していますが、スタッフが必ずいるので応対します。 「孫が仕事が終わってから来るので、8時半くらいになりますが大丈夫ですか?」と、ものすごく心配そうに喪主様が仰ったりしますが、こちらは「わかりました」というだけで、特段何する訳でもありません。お見えになったらご案内するだけです。ただ式場はほとんどが夜9時が解散の時間なので、心配なのはその部分だけですね。 駐車場の有無と宿泊の可/不可は、施行場所を決めるのに意外と大事な要素だったりします。
駐車場の話