私が葬儀の打ち合わせをする際、必ず「故人が好きだった曲や歌手はいますか」を聞きます。
「石原裕次郎が好きでした」
「美空ひばりをよく聴いていました」
「三橋美智也の浪曲」
などのいう答えがある一方で
「え〜なんだろう?知らないなあ〜」
「趣味が無い人でした」
「そんなのは結構です」
という答えもあります。
葬儀中、大体の場合はお坊さんがお経をあげるので、音楽はかけられませんが、休憩中やお別れ(お花を入れる儀式)のあいだは好きな音楽をかけられます。リクエストが無ければ無難なクラシックや葬送用の音楽があるのでそれらをかけますが、故人が好きな曲があればそちらもかけます。ちなみに私の父は阪神ファンでしたので、バラード調の『六甲おろし』を流して出棺しました。きっと父も喜んでくれたと思います。
私の場合は絶対ビートルズですね。『アイソーハースタンディングゼア』でお別れで、出棺は『ゲットバック』か『バックインザUSSR』をリクエストします。『燃えよドラゴン』なんてかけてしまうときっと生き返るのでやめたほうがいいです笑。
音楽の重要性は葬儀ではまだまだ認識されていないと思います。そしてもっと重要視されてよいアイテムだと思っています。もしご家族に高齢の方がいたらなんとなく訊いておくと良いです。笑えたり気持ちに余裕がある時にこそ葬儀の備えはしておくとよいですね。
なかなか難しいかもしれませんが・・
葬儀ミュージック