読まさせていただきました・・『悼む人』。

良い作品でした。ぐっと来ました。

日本各地の事件や事故で亡くなった方の存在を胸に刻んで歩く男・坂築静人。この“悼む人”を巡る様々な人生模様・・

この作品をどうして知ったのか忘れてしまいましたが、ハードカバー版を買っていました。そして私どもがこれからやろうとしている事業内容と静人の行動が似ているのです(もちろんここまでは出来ませんが)。これこそ天の巡り合わせと思い、今日一気に読みました。

命を扱う内容なので気づきも多いです。“一般的な市民”や“普通の主婦”などいなくて、ある人にとってはどちらも“特別な人”なのです・・とかはハッとさせられました。また、がん患者の描写がとてもリアルで唸ってしまいました。

読んでいて「これは映画になるのかな?」とか思い、主人公は向井理とかが合いそう、と思っていたら、去年舞台で向井さんがやられてたそうですね。イメージって怖い。。

私もこの春からある意味“悼む人”になります。いつか天童荒太さんともお会いしたいですね。

『悼む人』、いい作品です。

悼む人