最近「所詮人間がやることだもんなあ・・・」と、諦めにも開き直りにも似た想いを抱く事があります。こういうことがあるのですね。 もちろんあってはならないことですが、他人事には思えません。先日も警察の案件で故人様を引き取りに来た搬送の運転手さんが「シーツに名前と番号張ってありますね?」と何度も確認していました。別のお身体を運んでは大変です。ましてや火葬したあとでは取り返しがつきません。故人を取り違えた 業者さんはとても悔やんでいると思います。 いま東京のある公営斎場では、霊安室の拡張工事を行なっています。今の規模では棺の引き取りが間に合わないのでしょう。火葬ではどうしても一日の稼働に限界があるし、亡くなる方は常にいる訳で・・それで増やしているのだと思います。私どもからすればありがたい限りです。 あなたのお宅で仮にどなたかが亡くなったとして、家に安置が出来ますか?冬ならまだしも、夏場ならば納棺してすぐ冷却処理をしなければ、お身体はすぐ傷んでしまうでしょう。棺は想像以上に大きいです。安置場所があるというのは大変ありがたいことなのです。 自分の身内や友人・知人ならば、「この人は○○だ!」とお顔を見れば分かりますが、他人からすれば超有名人でもない限り誰が誰だか分かりません。写真を見せられたところで、やっぱり「本当にこの人なのかなあ?」と思う訳です。大抵は柔和な表情になりますから。 死んだら四角い箱に入ります。こんな事言ってはいけないでしょうが、やっぱり味気ないです。美味いもの食べたり好きな人と一緒に笑ったり泣いたり、思いきり仕事したり歌ったり跳ねたり、悩んで悔やんでそれでも前進です。 ・・やっぱり生きているうちです、何事も。 http://news.livedoor.com/article/detail/9596152/
間違えられたホトケさま