火葬場併設の式場があります。
そこは火葬場へ移動する手間がなく(火葬場が式場の隣の建物だったり、式場の道一本隔てて向かいに火葬場があったり)、便利なので早く予約が埋まります。
待てるご家族は待たれるし、そう何日も待てない!という方は、近くの貸し式場を借りてそこで葬儀を行い、火葬場に移動しての火葬荼毘となります。
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ちなみにいま横浜市では、4箇所ある市営火葬場のうちの1つが改装工事中で、そのしわ寄せが他の3つに来ている状況です。
ただでさえ取りづらい火葬予約が、更に取りづらくなっていて、お客様を大変お待たせしています。
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とあるお寺の斎場での出棺のはなし。
霊柩車とお寺様の車、お客様を乗せた自家用車数台をスムーズに火葬場に向かえるように、スタッフ数名と打ち合わせをしていました。
車も止めますが、歩行者も止めないといけないので、お花屋さんや返礼品屋さんにも手伝ってもらい、歩行者を止める係と車を止める係で役割分担をし、信号が変わったタイミングで一気にご家族の葬列を流すよう、念入りに打ち合わせました。
随分前から〝止まれ〟と合図を出しているにも関わらず、全然見ていない車や自転車って、結構います。
赤色灯や白い手袋があると効果があるのですが、何もないと結構激しくアクションしないと気づかれない場合があります。
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引かれちゃ叶いませんが、ギリギリで車を止めることもあります。
自転車運転しながらスマホやる大バカ者もおりますから。。
全く自分勝手な人が多いです(私も含めて笑)
私は、車を止めるのは「気合い」だと信じています。〝絶対止める〟というこちらの(覚悟)が相手の車を止めさせるのです。
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出棺が綺麗に決まるって本当に気持ちが良いもので、それこそ最高の気分です。担当冥利に尽きます。
あれを味わいがたいために、担当をやると言ってもいいくらい。
今回の出棺も、それこそ見事に決まりました。霊柩車の後に綺麗にお寺様の車とご家族の車が繋がって出ることができました。
花屋さんと返礼屋さんたちの協力のお陰です。
葬儀は葬儀屋だけいれば出来るものではないのです。
誰も書かなかった葬儀のお話 『出棺は命がけ』・・編