http://livedoor.4.blogimg.jp/bananahiroshi/imgs/e/d/edcd3af4.gif 葬儀中(またはその前後)に自宅に盗みに入る不届き者の話。奴らは振り込め詐欺を働く連中同様に、間違いなく“地獄”行きです。 私は葬儀の打ち合わせ時に 「なるべく留守番を置くように」 と言っています。ニュース内にも書かれていますが、黒服の人間が出入りするのを、見る人が見れば“不幸があったんだな”と分かります。すると式の大小関係なく 「香典が集まるな」 「この時間留守になるな」 「お墓買う金があるかもしれない」 などと考えます(これはドロボウ側の勝手な心理) かなり前ですが、私がほかの葬儀屋の手伝いに行った葬儀で、喪主の自宅に泥棒に入られたことがありました。出棺の朝、現場に入ると、空気がどんより重いのが分かるのです。家の奥で親族が数人集まって話をされていました。お墓の購入費用をやられたと言ってましたから、五万や十万ではないはずです。 昔は町内会に知らせて訃報紙を掲示板に、忌中紙を玄関先に貼ったものですが、そういった事情かだんだん貼らなくなりました。 「使いますか?」と聞くと「結構です」と仰有るご家族が増えました。 葬儀にもあまり人が来なくなりました。理由としては近所付き合いの希薄化があるかもしれません。親が高齢になり、子供が親を引き取ったりして昔から住んでた土地から離れてしまった、なんてこともあるでしょう。単純に(ご友人など)年齢の近い人はほとんど亡くなってしまった、というのもあります。自営で店舗で商売をしていれば別ですが、引退して何年も経ってしまえば、もし亡くなってもそれほど声はかけないかもしれません。親の付き合いを、子供はそれほど理解していない場合が多いです。 ・・しかししかし、どんな理由であれ、葬儀で人が悲しんでる時に追い討ちをかけるような行為は絶対に許せません。テロや女性・子供を巻き込む犯罪も許せませんが、葬儀ドロボウも許せない。 この非道行為を私は徹底的に糾弾します。
誰も書かなかった葬儀のお話・・『葬儀ドロボウ』編