「震災」と「障がい」

この二つの言葉が並んでいたのを見つけ、渋谷の映画館へすっ飛んでいきました。

あの震災で、原発事故で、健常者でも大変な思いをしたのに、その時障がい(私は「害」をひらがな表記します)者はどんな避難状況だったのか?それを検証するドキュメンタリー映画です。字幕も出て、音声通訳・手話通訳もあるので視覚/聴覚障がいがある方も見やすいです。大きな映画館ではありませんでしたが座席は満員、関心の高さを感じました。

あの時、東京でも揺れました。目も見え耳も聞こえ、手足が動く私も動揺しました。これが視覚障がい・聴覚障がい・身体障がい・精神障がい・発達障がいを持つ方の恐怖はどれだけのものだったでしょうか。たとえば津波注意のアナウンス・・あれは耳が不自由な方は聞こえません。テレビやラジオのニュース警報・・目が見えない方は読めないのではないでしょうか?

ふだん何気なく享受している情報は健常者向けのものであって、障がいがある方へは優しいものではありません。すべてがすべてとは言いませんが少しでも寄り添いができれば・・・緊急アナウンス時に文字の情報も瞬時に提供する/ニュース警報では手話通訳も付ける/点字での情報がろうあ者がいる家庭に流れるシステムなどあると、安心感が生まれますね。

すでに存在して私が知らないだけかもしれませんが、もっと改良・普及しても良いと思います。

生命のことづけ/逃げ遅れる人々