「日の本に生れ出でにし益人は 神より出でて 神に入るなり」(中西直方)
<意味>日本人はすべて神のもとから「生命=神霊(みたま)」をいただいて生まれ、死に際しては、再び神のもとへ還っていくのである これは東京都神社庁が毎月発行している「生命の言葉」の今月のものです(都内の神社へ行けばあります)。尊厳死を選ぶことを公言していたオレゴン州の女性が亡くなった記事を読んで、すぐこれが浮かびました。人が亡くなること自体は寂しいし哀しい出来事ですが、これにより多くの人が「死」について考える良いきっかけになったのではと思います。 生きるっていうのは綺麗事じゃないし、ひと一人が死ぬっていうのはとても大変なのです。私はこの女性はとても立派だと思います。だって自分で決めたのですから。こういう選択肢があったっていい。日本は国土も思考も狭すぎます。 葬儀屋は“看取り”そのものに居合わせることはありませんが、亡くなった直後にそこに赴いて「ああ、この方はこの雰囲気で亡くなったのだな」とか思います。そしてあったかさや寒さまで感じ取ります。思わぬ事故や天災で亡くなったりする方だっているのです。家族や愛する人に見守られて逝けるなんて、幸運なのかもしれないのです。 このリーフレット、パソコン画面の横に貼って毎日眺めます。
日の本に生れ出で