いま般若心経の本を読んでいますが、なかなか難しいです。つまりは

“とらわれることにとらわれるな”

ということなのですが、分かりそうでわからない。実体験が追いつきません。想像ができないのです。

そんな折り、YouTubeという動画サイトででこんな映像をみつけました。

大仏の食い逃げ

という「まんが日本むかし話」のものですが、この内容が結構ファンキーなのです。

奈良の大仏と鎌倉の大仏が一緒に伊勢参りに行きます(この時点でもう想像を超えています)

二人?ともお腹が空いたと、山中のそば屋に入りそばを注文します。店の親父は驚くも、そこは商売ですからどんどんそばを作ります。大仏コンビは満腹になったところで、お金を持っていないことに気づき、そっと逃げ出してしまう・・・

ついていけますか?

私は唸ってしまいました。京都の民話らしいのですが、こんなこと考える人がいるのだなあ〜と感心しました。あの大きな大仏を作ろうと考えた人もすごいですが(聖武天皇、信仰心厚すぎ!)、こんな物語を考えられるのもすごいです。目の前のことだけにとらわれていてはこんな物語は思いつきません。そうか、想像力か・・・想像力が人間を豊かにしたり夢を語れたり思いを遂げる原動力なのかもしれません。

「大仏の食い逃げ」を見ながら般若心経を思い出しました。

大仏の食い逃げ