CDのラストを飾るクロージングソング。『桃の季節』同様、しっとりとしたフォーク曲。このギターの音色、気に入っています。 この歌は“愛へいわ”というライブイベントのために書きました。ライブで一度だけ歌い、そのまま何もせずにおいたのですが、CDを作るにあたりプロデューサーの中村氏が、この曲を入れると言うのです。なんでも「これがラスト以外考えられない」とのこと。作者も忘れていた(それほど忘れた訳ではないですよ)曲を中村氏が拾い上げた形。作った本人と聴く側の意識の違いを感じました。 普通にいつも思っていることを歌詞にしました。叱られること自体はつらいことかも知れませんが、叱る方もエネルギーを使います。あなたを思って叱ってくれているかもしれないのです。そういう方への曲は書けないかと思ったのがきっかけです。
今日まで生きてこられました 何度も泣いてきたけれど
どうにか生きてこられました
ありがたいこと ありがとう
一途の意味を はき違え
傘もささずに 歩きました
若いのならば やれるなら
やればいいんです 燃えたらいい
ありがとう あなた ありがとう あの日
ありがとう 叱ってくれたひと
ありがとう すべての命
(みながわじゅん作詞『ありがとう』より)
収録曲せれなあで(6)『ありがとう』