私の初フルCD『生きているうちに』その収録曲にまつわるエピソードを紹介するコーナーです。まずは『生きているうちに』から・・

CDのタイトル曲であり、9曲目に入っています。ロッカバラードとでも言いますか、とても激しいアレンジとなっています。 プロデューサーの中村氏の大のお気に入りで、CDタイトルにまでなりました。 この歌は父親が2008年に亡くなったあと書いたと思います。作曲のときに苦労はせず、スラスラ出ました。きっと普段思っていたことが葬儀後に溢れたのだと思います。父の葬儀はいろんな面で私を変えましたね。(変わらない人がいるのかわかりませんが・・) CDのライナーにも書きましたが、本当に生きているうちにだと思います。親に対し、お世話になった人や友達に対しても生きているうちに。死んだ後では何も出来ません。 私は父の存命中、ある想いを伝えました。ずっと言いたくて言えなかったこと。ある日、決死の思いで父に話したら「そんなことか」くらいに言われました。 こちらが思っているほど、相手は思っていないかもしれません。言ったらすっきりしました。その二ヶ月後、父は逝きました。 相手に会えなくても電話・手紙・メール・・・いろんな手段があります。想いがあるならば伝えるべきです。死んでからでは絶対伝わりません。自分も相手も、ね。
どんなに盛大な葬式も 死んだお袋はわからない
どんなにどでかい墓石も 死んだ親父は見られない
生きているうちよ 生きているうちに
電話一本 花一輪 お酒一升ぶら下げて
門前払いで構わない どうしてあの時行かなかったか?
生きているうちよ 生きているうちに
(みながわじゅん作詞『生きているうちに』より)
収録曲せれなあで(1)『生きているうちに』