柩に亡くなった方とともにお入れするものを副葬品といいます。これは必ず入れなければならないものではなく、心情的に入れたいな・・というものをお入れするのが一般的です。かつては身分が高い人とともに殉死する(死んだ後もお供する)場合もありました。それが埴輪など人形に変わっていったのです。 定義としては “死者を弔う上で、あるいは死後に必要と考えられたために共に埋葬される物品”(wikipediaより)だそうで、経帷子や三途の川の渡し賃=六文銭もそうでしょうし、故人様が愛用してた帽子や靴、読んでいた新聞や雑誌なども副葬品です。 入れてよいのは基本的には燃えるものでして、ガラスや金属・釣り竿などのカーボン類はNGです。果物は丸々入れると中で破裂するので小さく切ってから入れます。ペースメーカーを利用されている方は、事前に火葬場へ告知が必要です。
以前「母が大好きだったこの服を入れたいんです」と、金色の大きなボタンや金属アクセサリーがガンガン付いたジャケットを出してきたご家族がいらっしゃいました。「それは無理ですね」と告げると、どうしても入れたい服だったのでしょう、ボタンや金属部分をすべて切り取って「これならどうでしょう?」と、散々切り刻まれたそのジャケットを再び出されました。あの時はご家族の執念に負けました。 私でしたらマーチンギターを入れたいところですが、たぶん怒られそうなので、ビートルズのCDと仮面ライダーのDVD第1巻を入れてくれたらとりあえずOKですかね。(南三陸町で食べたあのイクラもできれば入れたい!!) 花も副葬品です。古代の方も花で弔った形跡があります。花で死者とお別れするというのは、人間のDNAに組み込まれているのでしょう、きっと。
副葬品のはなし