先日、伯母が亡くなりました。
子供の頃から私を可愛がってくれた伯母です。
その家では正月2日に新年会があり、うちの父や母もよく参加させていただきました。
「準は豆が好きだから」
と必ず黒豆を煮てくれた伯母。大人になっても遊びに行けば必ず食事をさせてくれました。
脳梗塞で倒れて5年ほど寝たきりでした。
本当は私が担当したかったのですが、従姉妹の関係で別の葬儀屋に頼んだため、私は親族と葬儀屋の目線で葬儀を見られる貴重な機会を得ることが出来ました。その葬儀屋も一生懸命やってくれたのでひと安心。親族に葬儀屋がいると知って気合いを入れたのかもしれませんが・・
私は当然“受付”を担当。商売柄身体がアレコレ動いてしまうため、それを見た私の兄に
「お前がそんなに動いていいの?」
と言われるくらい。でもそれくらいやらしてくれよ、伯母の葬儀なんだから〜という気持ちでした。
レディーさんの動きから配膳さんの動きからすべてが見えます。
ああ、そう言うやり方もあるんだ〜と、ほかの葬儀屋のノウハウも分かりました。ただで葬儀には出ません。
出棺の日は気持ちいいくらいの青空。葬儀は天気と時間は待ってくれませんから、こればかりは太陽頼みなのです。
式場から一番近い火葬場は都営の瑞江火葬所なのですが、混んでいました。東京博善の四ツ木火葬場は建て替えのため今年11月まで休業なので、町屋火葬場での荼毘。ここは博善でも10の式場を持つマンモス斎場で車がいつも一杯です。私は親族の車をすかさず空いている駐車場に案内して、火葬場へ案内しました。
こういうとき私のようなのがいると強い。空きがなければ奥の手の「業者用駐車場」へ停めちゃおうと思っていましたから。
伯母は空へと還りました。
先に逝っている伯父や、ウチの両親とも会っているかもしれません。
去年と今年と親族で不幸が続いたので、今度はめでたい機会に会いたいね、と従兄弟間で話しました。夏あたりに何かイベントをやろうと思います。
よく働いた伯母でした。
ありがとう伯母さん。。。
(ちなみに父母の姉を『伯母』、妹を『叔母』と書きます)
伯母の葬儀