よその葬儀屋さんに故人様のお身体を引き取りに行くことがあります。身内が病院などで亡くなって、ご家族は悲しみのなかにいて訳も分からず(説明はしてるのかもしれませんが、まず耳には入らない)、その病院に出入りしている業者がお身体を引き取りに来て、後日「ここじゃないところで葬儀を行いたい」ということで私どもヒーロー葬祭(笑)が呼ばれて出動します。 引き取りに来られる葬儀屋さんは葬儀が一件無くなるのですから、あまり面白くありません。大体仏頂面をしています(葬儀屋だけに)。私たちはなるべく穏便に済ませたいので、相手業者とのやりとりは波風たてずにとにかくお身体の引き取りを最優先させます。
葬儀においては喪主様(もしくはお金を出される方)に決定権があるので、その方がそうしたい、とおっしゃるのであればなるべくその意に沿うようにするのが葬儀屋です。ですので、もし高齢の親がいらっしゃったりお世話している方が重い病気であったりするのであれば、ある程度で結構なので「葬儀はこういう風にやろうかな」と考えていただけると、万が一の際にそれほど慌てなくて済みます。よその業者さんに搬送されるとそれだけで搬送費用や安置費用がかさみますので、最初から思い描いていた葬儀屋があればそんな無駄な費用も抑えられます。実際に人に動かれてしまうと、どうしても費用がかかるのです。よほど遠方だったり、病院サイドから何分以内に病院から出て下さいとか言われれば別ですが、少々時間に余裕をもらえるならば 「知ってる葬儀屋がいるのでそこに頼む」 と言えば、普通は聞いてくれます。(そこで全く耳を貸さない・融通が利かない業者ならば、俗に言う⚪︎⚪︎業者でしょうね。その後あなたの話にも耳を貸さない可能性があります) いろんな喪主さまと話していると言わないことが美徳、みたいな風潮が日本人は見受けられるのですが、言わなければそれだけで経費がかさむことがあります。いまの葬儀は昔と随分変わりました。いろんなやり方が出て来ています。意見や思いがあるならばドンドンおっしゃっていただいて、納得のいくお見送りをしていただけたらなーと思います。
よその葬儀屋さんに引き取りに行く話