葬儀の打ち合わせの際、故人に想いのあるご家族だった時に私は
と訊きます。遺影の原稿とは違う、旅行の際に撮ったものや普段の何気ない時に撮った写真などです。そこには故人の飾らない、ありのままその時々の姿が克明に記録されています。
10〜20枚もあればしめたもの。それを承諾を得てモニター等でスライドショーで映します。
なんて言いながら、ワイワイと会話をされます。会話が弾む様子を見て私は“よっしゃ〜!”と心の中で思います。
お通夜が終わったあと。帰ってそのお写真を全てスキャンして読み込みます。喜んでいただけたんだな〜と、眠い目をこすりながら画像を追加することも。嬉しい悲鳴。。
デジタル写真は綺麗だし手軽だし、加工も楽です。でも、でも・・・やはり大事な写真はプリントしていただきたい。プリントすれば確実に残ります。人にも伝えやすい。私は毎年富士山に登りますが、登って撮った写真は一冊の本にまとめています。人に見せる時には形になっていたほうが圧倒的に伝えやすく、分かり易いです。私自身もそれを見ると、記憶が鮮やかに蘇ります。
SDカードやハードディスクに入れたままでは、それは単なる“データ”です。何を訴えるでもなく誰に対しても発信していません。それを思い出に置き換えるには、ひと作業必要なのです。何気ない毎日でも、過ぎてみれば
普通だと思っていた日々が、実は普通じゃなかったり・・
悩んでた時期が、実は充実した日々なのかもしれません。
お客様のたくさんのお写真を拝見していると、つくづく
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