『痛々しい話』
(今回はとても内容がキツめです。気分が思わしくなければ飛ばしてください)
先日、とても痛々しい状態のホトケ様のお迎えに行きました。
自転車で走行中、ダンプカーにひかれてしまった男性です。4時間に渡る検案と事後処置。この間待たされるご家族の心中はいかばかりかと想像されます。
やっとの思いで対面できたかと思えば、これがなかなか・・
手足は付いていますが、複雑骨折したかの状態。肝心のお顔は・・ぶつかった衝撃で半分がどこかへ飛んで行ったかのようです。とてもお可哀想でした。刑事さんからも
「お顔を隠してあげてください」
と言われました。
帰路の1時間、隣に乗られた奥様は何を思われたでしょうか。
私が何が言いたいのかというと、
「人は誰もが死ぬ」
ということ。
90や100歳になって死ぬ、これは言い方は悪いですが
「当たり前」です。自然の摂理。なんの不思議もない。
「今日死ぬとは思わなかった」
なんて思う方がおかしい。
周りは何年も前から考えておかなきゃいけません。考える時間があるだけ、逆にありがたいのじゃないですか?
問題は今回のように
〝急に〟
亡くなるケースです。これは驚くしかない。何の用意もしていない・できていないのです。でも起きてしまうこの現実が辛いです。
若くしてお病気などで亡くなる方もいらっしゃいます。もちろん悲しいですが、事故で痛ましい姿で亡くなる方もいらっしゃるのです。事故ではまず家族と対面できません。できても最後の最後でしょう。ほとんどが事切れた後ではないでしょうか。
いつ何が起こるかわかりません。私が夜間、車を運転していても、歩行者や自転車は真っ黒い服装だったり、スマホ見て前を見ていなかったりします。そうじゃないのです!!夜こそ前を見る。明るい服装や白いものを身につけてもらいたい。私は夜間歩くときは必ず白い帽子を被ります。歩きスマホは絶対にしません。歩きスマホして事故に遭っても、私は文句言えないだろうと思います。だって前を見てないのですから。
事故は避けてもらうものではなく、自分から避けるものです。
それでいたって、どんな方向から何が飛んでくるかわかりません。何の根拠もない『自分だけは大丈夫』意識は金輪際、捨ててもらいたい。
今回の事故は、かなり車と歩行者が近い川沿いの道路で起きました。そんな道で運転手がちょっとでもハンドルを間違えたら・・
大きい車が来たら走るのをやめて、思い切り道路の端に寄って車が通り過ぎるのを待つ、くらいの気持ちでいいかもしれません。そういう道はできれば通らないのが一番かもしれません。
これから夜間は白い帽子に加えて、何かライトを付けて歩こうと思います。
誰も書かなかった葬儀のお話・・『痛々しい話』編