http://www.takahashishoten.co.jp/common/img/notebook/banner-lineup201801.jpg?v2 毎年11月になると私は手帳を買い求めます。 再来年春に年号が変わるということなので、今年はまだこの時期に買っても問題はないかと思います。 私は『高橋』の手帳愛好者です。某都内火葬場でいただける手帳も使い易いのですが、結構ほかの葬儀屋さんが使っているので(当たり前か)、私は自分で使い勝手の良いものを探し、ついに『高橋の手帳』にたどり着きました。
採用条件は三つあり、カレンダーがはっきり分かる/大きさ/年齢早見表がある・・この三点です。 葬儀屋にとってカレンダーとはすなわち“六曜”を意味します。「土日」よりも「友引」がいつなのか、これが重要です。友引(=六曜)が記載されていないカレンダーは絶対に買いません。葬儀の用具販売している業者さんが配るカレンダーは「友引」の日が四角く囲ってありますので、使い易いったらありゃしない! 葬儀屋は「土日」より「友引」です。覚えておいて下さいね(笑) 大きさはジャケットの内ポケットに入るかどうか。私は同じペンを使うので、このペンが収まるかどうかもよく見極めます。 そして『年齢早見表』・・・これが重要です。 「おばあちゃんって、何歳だっけ?」 何十回とご家族からお聴きする台詞です。ここでこの早見表を出し、 「昭和二年でしたら・・・誕生日が来たら90歳です」 スパッと答えるこの瞬間の、ささやかな充足感・・ その早見表の明治の項目がいよいよなくなり、大正からになってしまいました。大正2年生まれで104歳・・立派のひと言です。100年生きるって、すごいですよねえ〜 次の年号は何になるのでしょう。新年度を以て変わるということなので、来年から再来年の印刷業界はちょっと大変かもしれませんね。陛下には元気でいて欲しいですが、立派な皇太子殿下がいらっしゃるので、無理はしないでいただきたいと存じます。 手帳にバリバリ書き込んで、来年も元気に生きたいと思います。  
誰も書かなかった葬儀のお話・・『手帳のはなし』編