神奈川県川崎市営の火葬場(二ヶ所)が、この2月より友引の日の火葬場稼働を試験的に始めます。 横浜市ではすでに友引の稼働が始まっていましたが、ついに隣の川崎市も動き出すようです。背景には明らかな「火葬場不足」が挙げられます。 都内の火葬場はまだ友引は休業しますが、一体一体の火葬時間が明らかに早く、早ければ40分くらいでお骨あげになる場合もあります。それくらいの火力で行わなければきっとあの数をこなせないのでしょう。(それだけお骨はバラバラになります) 火葬場不足に比例して増えるかのは安置所不足です。皆さんのお宅でもし故人が出た場合、家で故人様をご安置できますか?「大丈夫です」と即答できる方はごく少数かと思います。マンションやアパート住まいですとその条件は厳しくなりますね。たとえ一軒家でも間口や廊下の幅によって難しい場合があります。 「遺体ホテル」という新しい言葉ができるくらい、保管できる施設が増えてはきていますが、まだまだ足りません。 火葬場の枠が増えることは我々業者にはありがたい限りです。メンテナンスもあるので、毎回とは言いませんが、友引の二回に一回は稼働してくれると助かります。 もうすでに「大火葬時代」に入りつつあります。“人も自分もいつか死ぬんだ”ということを認識しながら、日々を大事にしていただけたら幸いです。今回は業者の“心の叫び”をお届けしました。。 *友引ごとに更新
誰も書かなかった葬儀のお話・・『大火葬時代』編