NHK特集・老人漂流社会『認知症800万人時代』を見ました。 いま日本には予備軍も含めて認知症の方が800万人いるそうです。独居の方、夫婦で暮らす方、振り込め詐欺の電話に怯えて暮らす男性・・・共通しているのは一様に 「助けて」 と言えない/言わないのです。自分が病気とも気づいていないのですから。奥さんが認知症でご主人が面倒を一手に行うご夫婦が映るのですが、辛そうで見てられませんでした。(インタビュー中にもご主人は泣き出してしまいます)奥さんは「自分は病気じゃない、施設なんか行きたくないし人も家に入れたくない」と主張します。ケアマネの方が言うには、ご本人やご家族が了承しない限り、強引にはできないそうです。あのまま続けるとご主人が倒れてしまいます(実際一度、ご主人は睡眠不足で倒れたことがあるそうです) 知ってる分かってるとか思っておきながら、何も見ようとしていませんでした。これが現実・・でもこれはほんの一部分に過ぎないのだと思います。私の親など結構素直にデイサービスとか利用してくれたので有り難かったですね。頑固な人でしたがその辺りは分かってくれていたようでした。ヘルパーさんにも大変お世話になりました。(いい意味で「老けて」くれたのだと思います。なまじ元気すぎて自分に自信があるのも?なのではないでしょうか) 私は「自分の遺影写真を撮っておくと良いですよ」と人には話しているのですが、その前の段階・・・老後をどう生きたいかもイメージしておく必要があります。何より周りの人(家族・友人・声をかけてくれたり寄り添ってくれる人)を大事にしないといけませんね。その人たちの協力なくして老後を生き抜くことはまず出来ないでしょうから。。。
認知症800万人時代