先日の葬儀で、町内の掲示板に訃報紙(不幸があったことを知らせる紙)を出すご家族がありましたので、私は「出来れば留守番を置いて下さい」と言いました。訃報紙には葬儀の時間や場所が明記されますから、その間はその家は留守だというのを知らせることになるのです。もちろんそれが必要な方もいらっしゃるので不要とは言いませんが、誰がそれを見るかは分かりません。(実際に葬儀後、その家には何社からも香典返しや仏壇のパンフレットが届いたそうです)
出来れば葬儀中は気の置けない方を留守番で家に置いて欲しいのですが、叶わないなら戸締まりは厳重にして、貴重品は家に置かないようにします。わざと明かりも付け、テレビやラジオもつけっぱなしにして中に人がいるようにするのです。かなり前ですが、お通夜の最中に家に泥棒に入られて、お墓購入用のお金を盗まれたというのが現実にありました。お墓の代金ですから10万や20万ではありません。ある芸能人の結婚式でご祝儀をそっくり盗まれたというのもありましたが、こういうことがあるのです。 これを読まれた方で、近々に葬儀で家を空ける方が友人知人にいらっしゃったら、ひと言伝えていただけると幸いです。 「いつまでも あると思うな 親と金 無いと思うな 事故と災難」 これは亡くなった横浜のそば屋『栄屋』の先代の社長の言葉です。飲むとよくおっしゃってました。身に沁みます、特に秋は・・・
留守番の話