「自分の生活の満足度が高い人は、そうでない人に比べて認知症になるリスクが小さい」。 長寿大国と言われる日本ですが、愛知県にある国立長寿医療研究センターなどが、そんな調査結果を明らかにしました。   国立長寿医療研究センターなどは、65歳以上の高齢者1万4000人あまりを対象に   1)今の生活に満足していますか? 2)普段は気分が良いですか? 3)自分は幸せなほうだと思いますか? 4)こうして生きていることはすばらしいと思いますか? 5)自分は活力が満ちていると思いますか? と、5つの質問を行った上で、その後4年間に認知症を発症したかどうかを調べました。   その結果、男性では全体の4.9%にあたる333人が、女性では全体の6.3%にあたる468人がその後、認知症になりましたが、質問への回答が5つとも肯定的な回答だった人に限ると、認知症になった人は男性で3%、女性で3.3%と、割合が低かったということです。   5つの質問全てに肯定的な回答をした人たちは、まったく肯定的でなかった回答をした人たちに比べて認知症になるリスクが、男性では50%、女性では70%減少したということです。   研究チームは「ポジティブな感情が認知機能の保持に役立つ可能性がある」「ポジティブな気持ちを持ち続ければ、脳にも良い刺激を与えるのかもしれない」としています。 5つの質問・・ いまの生活のなかで自分はどうなのか、考えてみてもよいかもしれませんね   <5つ質問> 1)今の生活に満足していますか? 2)普段は気分が良いですか? 3)自分は幸せなほうだと思いますか? 4)こうして生きていることはすばらしいと思いますか? 5)自分は活力が満ちていると思いますか?   あなたはいかがですか?
ポジティブなひとは認知症になりにくい!研究結果発表