2013年1月14日都心に雪が降りました。生憎この日は成人の日。若者は「ホワイト成人式」などと言っているようです。
私は現場で横浜にいましたが、山の中の火葬場で雪も降り続きます。同業者のトラックが雪にハマる度に押して助けました。その車が動かないと後続が詰まるのです。
都会の雪の弱さを感じますが、年に一度か二度降るくらいなのでこれは仕方ないです。
ただ、対応も甘い。普段と同じように考えてしまっています。雪は言わば『非常事態』なのです。道路は混むし電車は遅れる(もしくは止まる)。
足元は最悪だし、止んだあとは凍る。落雪も有る得る。屋根から溶けた雪が降って来るんですよ。まとまったのが落ちてきたら痛いです。
でもいつもと同じ靴で出勤し、歩きながらのメール、タバコ。雪の降る中を自転車で出かける・・何を考えてるんでしょうか?危機感がありません。転んだら痛いんです。痛いだけじゃない。相手=人様にも迷惑がかかるんです。いくら保険にかかろうとも、怪我は自分持ちなのです。新聞配達とか仕事なら仕方ないですが、買い物くらいなら歩いて行きなさいって。私が旦那なら本気で叱ります。転倒したら怪我するだろうって。
滑りづらい靴にして、両手は空けていつもより歩幅を狭めて歩くんです。頭の上も注意するんです。歩道歩いたって、車道を行く車が雪や泥をはねて走って行くんです。こんな日に綺麗な恰好はできないんです。してもいいけどそれなら上に汚れてもいいコートを羽織るんです。
そんなこともしないで「車に泥はねられた。最悪〜」とか言っていてはいけないのです。そういうものなんです。
一応雪が降る予報はされていました。「降るとは聴いてたけどこんなにたくさん降るとは思わなかった」とニュースで街の方が応えていました。多くの方の感想でしょう。
地震対策とかもそうですよね。「来るとは思ってたけど今日来るとは思わなかった」とか言うと思います。来ると思ったのならなぜ考えておかないのか?ましてや小さなお子さんがいたり持ち家でしたら対策は不可欠でしょう。私はこの雪に際して、非常水をすべて替えました。雪も地震も根幹は一緒。東日本大震災でも多くのことが「想定外」だったのだから、考え方を一新して臨むくらいでいいでしょう。
防災対策には古くから言われている大事なことは残しつつ、現代の感覚もミックスさせて挑むべき。昔は“携帯電話”なんてありませんからね。いろいろ考えたホワイト成人式でした。