私・・・ペットロスでした(白状しちゃいます)
一ヶ月ほどまえ、玄関が暗かったので最初は電灯を置こうかと思いましたが、あまり面白くないので灯り付きの水槽を置くようにしました。
まず金魚(リュウキン)を一匹入れました。次にどじょうを二匹入れました。これがかわいくてかわいくて毎晩眺めていました。しかし・・
どじょうは次々と死んでしまいました。白点病というものです。バクテリアの定着していない水槽に合わなかったのですね。
金魚も白点病になりましたが、塩水浴でなんとか切り抜けました。すぐにアカヒレを飼って別の水槽を立ち上げ水を作りました。このどじょうの死がショックで・・涙こそ出ませんがなんだか気が抜けてしまいました。何をしても気が乗らない。
ものの数日なのにとても愛着が出たのですね。(そのあとヤマトヌマエビも飼いましたが、これも結構★になります)水槽ばかり眺める生活。もっとやることあるのに、本当にずっと水槽の前にいました。ほとんどギターも手にしませんでした。
で、あるとき思いきり飲んでギターをかき鳴らして早めに寝ました。
翌日、すっきりした自分がいました。「ああ、もういないのだ」と思いました。なんとなく“越えた”自分に気づきました。これがほんの数日過ごしただけで起こるのですから、五年十年それ以上と一緒に過ごしたワンちゃんや猫ちゃんなどが亡くなったら・・・それは大変なものだと予想されます。身体の一部分が切り取られた感じでしょう。落ち込み方も激しいと思います。
私は「生き物を飼うのはやめましょう」と言いたいのではありません。むしろ逆で、飼えるなら飼った方が良い。命が理解出来る気がします。畜産農家や漁業関係の方は命を別格なものとして感じていらっしゃるでしょうし、ペットの世話をするのは良い経験です。一緒に過ごす時間を大事にしてもらいたいです。冷たいようですが、“飼う”以上は間違いなく飼い主より早く死にます。核家族化が進み、年配の方の“死”が間近に少なくなった現在、ペットを通じてでも命を感じることは決して無駄ではないと思います。
人によってでしょうがペットロスはとにかく時間をかけ、悲しみや思い出を共有出来る方と向き合い、受け入れるしかないと思います。
そして私はいまいる金魚、アカヒレたちを大事にします。