友人のオガムンダーがジョン・レノンについてブログに書いていたので、私も負けじと(笑)書きます。私は『ヘルプ』について。

『ヘルプ』ってすごい歌だと思います(いまウチのオーデイオでもかかっていますが)。まず題名・・・

『ヘルプ』

インパクトあり過ぎです。そして曲・・・一回聴いてほとんど覚えられます。ビートルズにはベスト盤というものは正確には存在しませんが(私はそう信じる!だってアルバムすべてがベスト盤さあ)、有名曲集的な物には必ず入っています。『イエスタデイ』や『レットイットビー』も入っていますが、『ヘルプ』も入ります。だってビートルズ時代のジョンの代表曲ですもの。『ストロベリーフィールズ』をあげる方も多いでしょうが、私は断然コチラです(だってイチゴ畑は正直意味がわかりません)。

『ヘルプ』って、決意の歌ですよね。「俺はこれからこういう歌書くぞ!」ってジョンが叫んでるような気がします。この突き抜け感、ポールもジョージも及びません。だって「助けて」ですよ。普通書けますか、こんな歌。歌詞には希望的なことは一切出てきません。落ち込む一方。それをあのポップで一気に駆け抜けるんです。曲構成がまた良くて、一番歌って二番歌って、また一番を歌うんです。『津軽海峡冬景色』がいくらいい歌とはいえ、石川さゆりが二番を歌ってまた一番を歌ったら、それはないでしょう?(よくわからないか)・・・そんな曲なんです、『ヘルプ』って。見事。初期の歌唱力がだんだん萎えてきて、ビートルズの主導権がポールに移ろうとしていた時に、ジョンはこれを書きます。これを5万人のシェイ・スタジアムの大観衆の前でシャウトして、違う次元に行っちゃった?ようになります。

ただこの曲の収録アルバムの邦題がいただけない。『四人はアイドル』って(涙)・・ここは法改正でもして、早く『HELP!』に直しましょう(平岡大臣、お願いします)。この邦題を口にするビートルズファンがいたらお目にかかりたい。四人(特にジョン)の心はアイドル業から離れていました。その心情がそのまま出ています。名曲です。

ヘルプの話