近々イベントを考えているので、また『ウルトラマン』を観ています。昨日は1〜3話を。2話は言わずと知れたバルタン星人登場回です。
発狂したバルタン星の科学者が核爆発を起してしまい(!)、母星に住めなくなったバルタン星人が移住のために地球に来ます。一体だけ地球人との話し合いのために大きくなっていて、ほかのバルタン星人は円盤の中でミクロ化して寝ているといいます。その数20億3000万人(!!)劇中でイデ隊員が「地球の人口は22億人」と言っています。(この45年ほどで三倍ほどにふくれあがっているんですね)「バルタン星人が地球の風俗習慣に馴染み、法律を守るならそれも不可能ではない」ハヤタが提案します。なんてスケールの大きな話でしょう・・・
しかしバルタンは「地球はもらった」と言ってしまうので、ハヤタはウルトラマンとなって倒します。(この戦いが結構良いんです)夜のウルトラマンの飛び姿がまたカッコイイ!
この話は制作第一話ということもあり、ウルトラマンにとってとても大事なファクターがあります。ハヤタとバルタンとのやりとりの中で、火星に住めば良いというハヤタに対し、バルタン(喋っているのは操られているアラシ隊員)は「火星には我々の嫌いな◯◯◯(口パク)」と口ごもります。これを聴いたムラマツキャップがすかさず「スペシウムだ!」と理解します。そして「もしや彼ならば・・・」と、ウルトラマンを暗に差します。ここにウルトラマンのビーム=スペシウム光線という図式が完成するのです。実際にスペシウムという物質があるのか知りませんが、子供心をくすぐる憎い演出です。三話のラストもイデがウルトラマン登場と同時にいなくなったハヤタに対して「彼がウルトラマンじゃないのか?」という演技をします。初期はこういうことに気を遣っていたのかもしれませんね。ここから衝撃(!!!!!)のゼットンとの死闘にまでつながります。(ゼットン戦は何度観ても白熱します。結果はわかっているのですが、ウルトラマンを応援してしまうのです)
ウルトラマンも世界に誇る、日本の“文化遺産”だと思うのですが・・・