誰も書かなかった葬儀のお話 『ろうそく編』・・ お盆まっただ中の今日はろうそく(蝋燭)のお話を。 ろうそくは仏教的には非常に意味があります。皆様がお客様を家にお迎えするときは、部屋の明かりを点けると思います。同じように祭壇や仏壇にも火を灯すのです。仏様に明かりをお供えするのです。 自宅でお通夜など行なう場合、夜通し火を灯す方もいますがこれは危険なので無理はしないで下さい。(貸し式場の場合、夜中じゅう火を灯すことはまず不可)線香も仏様に供えるものなので(香りを食されるといわれています)、線香を絶やしてはいけないと線香番を務める方もいます。いまは巻き線香もございます。一度点けると10時間くらい持ちますので、こちらをご利用下さい。 お盆のこの時期に仏壇が火元となる火事が頻発しています。線香をあまりに多く手向けると香炉の中で熱をもったり、短くなったろうそくの火が可燃物が燃え移ることがあるので注意が必要です。またろうそく皿に“水分”があると、ろう(蝋)が燃え尽きた時にその水気に反応して芯が飛ぶんだそうです。鑞も油ですから水分に触れると弾けてしまうんですね。ろうそく皿は必ずに乾いているようにして下さい。 そして8月15日は『終戦記念日』でもあります。ご先祖様を偲びながら是非、平和についても考えていただけたらと思います。合掌=
ろうそくの話