アメリカのオクラハマ州ムーアを襲った巨大竜巻。今日の時点で24人が死亡、230人以上が負傷しました。映像は爆心地でも映したかのようでした。5〜6月は竜巻が発生しやすいのだとか。小学校を襲い、住宅街を軒並みなぎ倒しました。

これは決してアメリカに限ったことではありません。日本でも起こりえますし、現に去年のいまごろも茨城県で起きています。屋外なら木や脆弱な建物の近くは避けて、頑丈な建物の隙間に入ると良いそうです。屋外なら窓際から離れカーテンは閉じ(割れたときの飛散防止)、しっかりしたテーブルの下に隠れるか柱の多い小さな部屋(トイレや風呂場など)に隠れるのも有効だそうです。

先日のロシアに落ちた隕石も含め、こういった自然現象には人間は到底太刀打ちできません。科学の力もわかります。十分その恩恵を受けてここまで来ました。命を守り、財産を築いてきました。でも絶対に自然には叶いません。

関西電力は16日、国内で唯一稼働している大飯原発3、4号機について、新規制基準(7月上旬施行)に適合しているかを調べた結果、火山噴火や航空機落下が発生したとしても原子炉への影響は少ないとする追加報告を原子力規制委員会に提出した。

原子炉建屋付近への飛行機の墜落は1000万年に一度の確立だとか、原発敷地周辺で火砕流などによる堆積(たいせき)物は確認されておらず、火山の影響は十分低いだとか・・・飛行機は毎日飛び交っています。私が生きている数十年のあいだだけでも、全国で火山の噴火は何回もあり、飛行機だってずんぶん落ちています。

自然をなめるな、科学に慢心するな、ということです。それが十分思い知った東日本大震災ではなかったのですか?

「想定外」はおしまいです。原発再稼働議論も、そこを忘れては行けないと思います。

なめるな。慢心するな。

なめるな。慢心するな。