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いのちを守る森づくり

いかがでしょうか?これは震災で生じた多くのがれきを防潮堤/防波堤にしようという提案です。穴を掘りがれきを埋めて土と混ぜて肥料にし、森を作ろうという計画です。

ピンチをチャンスに変える、起死回生のアイデアだと私は思いました。もちろんいろんな意見があると思います。しかし現状はどうですか?あれだけ『絆』だの『手を取り合おう』などといいながら、がれき処理は進んでいるのでしょうか?“がれき”という言葉も個人的にはきらいです。ほかに呼び方がわからないのでそう呼んでしまいますが、あれは生活の証であり、思い出です。

私は最初、どうして全国でがれき処理をしていかないんだろうと思っていました。放射能で汚染されたがれきを広域に広げることはやはり良くないのだと、あべじゅんさんから教わりました。それならがれきを集めて森を作り、堤防にして利用しようという斬新なこのアイデア。だって堤防は必要なんですから。逆転の発想と言うものですね。ほかにアイデアがあるなら出して欲しいと思います。

広島の原爆ドームも最初は壊されるはずでした。しかしこれを敢えて残し、戦争の後世への教訓としようということになり現在に至るのです。訪れた方はわかると思いますが、あの威圧感は半端ではありません。あれは写真や本では絶対に伝わりません。実物を見てこそ、あの巨大建造物が一撃で壊される恐怖と悲惨さが伝わるのです。できた森を見て、後世の人が「あの森を越えて昔、ここまで津波が来たんだ」と思うのでしょう。とても意義があるはずです。がれきだってがれきのままではなく、役に立つのです。ここは勇気ある決断を待ちたいところです。

地元の方をはじめ、多くの方々の協力と理解が必要でしょう。でも何もしないということは、何も始まらないのです。持論として、いまの方法で閉塞し、改善がまったく見られないのならば、それは改めるしかないと思うのです。じーっとしていたずらにただ待つのですか?これは時間が解決する類いのものではありません(何万年って時間を待つのでしょうか?)

繰り返しますが、首長の勇気と決断を待ちます。私も何かお役に立てるならばと思います。

いのちを守る森づくり

がれきを防潮堤にする取り組み