隔週木曜日販売の『燃えろ!新日本プロレス』を楽しみに人生生きていますが、今週のは特に良いです。
1975年10月の猪木/ルーテーズ戦と12月の猪木/ビルロビンソン戦が収録されています。テーズ戦は観たことありましたが、ロビンソン戦は60分のフルタイムでみたことはありませんでした。まさに感動〜
テーズは当時59歳、一度は引退しましたがカムバックして猪木に臨みました。でも身体は抜群に動いて、この人の全盛期はどうなっていたのだろうと思います。まさに“鉄人”!いきなりのバックドロップは鳥肌が立ちました。「年も取っちゃってさあ〜」などと弱音ばかり吐く巷のおじさん連中にテーズの動きを見せてあげたい。レフリーはなんと往年の名レスラー=アントニオ・ロッカ!ロッカは現役時代と同じく裸足でこの試合を裁きます。
猪木はテーズをボディスラムのように抱えて後ろに投げ落とす“ブロックバスターホールド”で仕留めます。この試合以外ではあまり見ない技です。
そしてなんといってもロビンソン戦!!!
試合の立会人が“神様”カール・ゴッチと“鉄人”ルー・テーズ。レフリーがレッドシューズ・ドゥーガン!ドゥーガンのレフリングはたまりません。この試合はいまはほとんどない60分三本勝負。一本目は44分過ぎに猪木が逆さ押さえ込みで取られます。ロビンソンはそのまま時間を稼いで勝とうという作戦に出ます。猪木が仕掛けてもノラリクラリとかわすのです。残り1分というあたりで、猪木が繰り出す卍固め!!(ここはマジで泣けました。結果は知っているのに・・・)それが決まって結局一対一のドロー。「延長コール」も起きますが、両者フラフラ。当たり前ですよ、60分も戦ったんですから。
猪木は32歳、ロビンソン36歳のお互いが充実した時期の闘いでした。猪木はこのあと対モハメド・アリ戦に向けて加速していきます。この頃の猪木、本当にカッコイイです。