先日の大阪・梅田の通行人に車が突っ込んだ事故・・まだ記憶に新しいと思います。 ドライバーの男性は運転中に“大動脈解離”による心疾患で、人をはねたときにはすでに意識がなかった可能性があります。 警察庁のしらべによると運転中の急病や発作が原因の交通事故件数は、年間に215件あるとしています(2014年) しかし専門家によると。もっと潜在的な数字があるといいます。
日本では、交通事故で亡くなった方の解剖率が5~6%と低いので、単独事故だと運転者の前方不注意や単なるヒューマンエラーと安易に判断されてしまうのですが、実は自動車事故の約1割は運転中の体調変化で生じているのでは?と考えられるのです。 長時間の運転で、リスクはさらに大きくなります。 2時間座っているだけでも、足の血液の粘度が17%増加するのです。いわゆる“エコノミークラス症候群”になる確立が高まるのです。 長時間の運転には適度な休憩と水分の補給を怠らず、休憩時には車外に出て足腰を伸ばしたり、ストレッチ運動が効果的です。 JAFによると、もし運転中に体調の異変を訴えた場合は、 ・路肩に駐車する ・ギアをパーキングに入れる ・余裕があればハザードランプ/サイドブレーキ ・水分を摂って様子を見る。 あまりに不調なら119番、もしくは周りに助けを呼ぶ マニュアル車ならクラッチから足を離せば進むことはありませんが、オートマ車ですとブレーキから足を離すと前に進んでしまいます。ですのでギアはパーキングに入れる必要があります。 タクシーやバスに『SOS』表示があるように、一般車にも『SOS』表示が付くようになれば、周りからも「あの車は緊急事態だ」と分かるので、そういった取り組みも今後は進むのではないでしょうか?
運転中の体調異変に注意を=