いま“死”に関する本を読んでいます。死因に言及するものや納棺師さんのもの、葬祭業をとりまく環境の本などです。死因の本は言い方は悪いのですがとてもにためになります。要するに
「そんなことで死んじゃうの?」
のオンパレードです。大量のドライアイスを水に入れて遊んでいた男が、二酸化炭素中毒で死んでしまったとか、トイレを下から覗こうとして汲み取り口から入り込んだら中で窒息死したなどなど・・涙
通常ありがちなケースとしては、はめていたゴムの手袋を取ろうとしてなかなか抜けず、思いきり抜いたらその反動で自分のヒジがお腹に強く当たり、内蔵破裂で死亡というのがありました。高層マンションのベランダでアイスを食べていた幼児がスプーンを落としてしまい、下を歩いていた通行人の首に刺さったケースも。3キロある重い本を寝ながら読んでいたら手が滑って目と鼻の間の“人中”というツボを直撃して死亡なんていうのもあります。
私が実際行ったケースとしては、寒い日にお年寄りがトイレでまたがったまま亡くなっていたというのがありました。冬場のトイレやお風呂場は気温が変わるので心臓への負担が大きいのです。ミニヒーターなどを置いて温めておく必要があります。(しかしそれが元で火災になってはいけませんよ)
ニュースなどで「そんなことあるんだー」と思いますが、事実はもっと奇怪です。所詮人間が行なうことなのです。息が出来なかったら死んじゃうし、火は燃え上がりますし、急に水を大量に飲んだら死んじゃいます。海など深いところから急に高い所(飛行機など)に行ったら高山病を発症してしまうのです(日帰りスキューバダイビングの事故の例もありました)。急激なダイエットもとても怖いと思いました。あれは命をすり減らす行為。気をつけて下さい。
人間だけではありません。ペットを飼っている方は、糞尿の匂いが元で窒息したなんてこともあります。飼い主にかまってもらえずストレスの溜まった猫が、FAX機に尿をしてショートして火災発生というケースも。精密機械にはカバーをかけるのと、ペットの世話はお願いします(世話できないなら飼うな、と思います)
いつ何が起きてもおかしくないと私はいつも思っています。小学生が大麻を吸っていたというニュースがあり驚きましたが、あれも常日頃親や大人が接してちゃんと会話をしていたら、きっと防げたはずです。「吸っていたのは知らなかった」なんて言い訳は許されない。親の顔が見てみたいとはこのこと、見事なバカ親です。
きちんと管理していたり知っていることで、ある程度危機は回避できるのです。