作曲パートナーあべじゅんさんと松戸『看護を良くする会』へゲスト出演して来たのは先週ですが、参加された方から好評の感想を多くいただき、あらためてあべさんの影響力を思い知りました。
3/11震災発生直後のヘルパーさんたちの奮闘。原発事故の影響もあってとにかくガソリンがなかった話。施設全体で3日分しか食料がなく、飲料水の確保とともに走り回ったこと。ガソリン不足&ヘルパー不足で今まで通りの巡回は不可能になり、利用者さんを選別してどうしてもヘルパーが必要な方以外は訪問を一時期止めた話。震災から4日後にはじめて郡山市介護保険課から電話があったが、安保を気遣う言葉は一つも発せられなかったことなど・・・新聞や報道ではまず語られない話が満載でした。
あべさんは原発の賛否云々以前に、災害発生時のリスクマネージメントができていないことを発信しています。ある町内会長さんが震災を振り返るシンポジウムで「日本に公助はないことが、はっきりと感じた」と発言するのを聞いたそうです。諦めるのではなく、公助を求める運動も大切だと訴えます。
このような発言の合間合間に「いとしい娘(あなた)たちへ」「メナージュ」「2011ぼくらの夏休み」「生きるチカラ」などの歌を挟みます。最後は「ふくしまLover」でエンド。一時間半みっちりの内容でした。
このような講演&ライブはとても有効だと思います。原発立地県の人にはぜひ聞いて、考えてもらいたい問題です。