先週の釜石(岩手県)に続いて、今週は宮城県の女川へ行きました。葬儀で行ったお寺さんから声をかけていただき、急きょ行くことになりました。夏祭りのお手伝いです。女川は石巻のとなりで、釜石よりは東京に近いです。(車で約5時間くらい)

仮設住宅へは初めてはいります。いつも遠くから見ているだけだったので(よそのお宅ですから当たり前ですが・・)、貴重な体験でした。三カ所で盆踊りや出店、、流しそうめん、カラオケ大会などが開かれます。私はひたすらカラオケの盛り上げ係でした。噺家さんも来られていて、各会場到着まで間を繋ぐのに何曲か歌いました。『お母さんの唄』『体温』『無事』『ピンクの割烹着のお姉さん』などです。自分で言うのも何ですが、こういうとき歌が歌えるっていいな〜と思いましたね。芸は身を助けるじゃないですが、初対面なのに最初の幾つかのハードルを越えられるです。もちろんもっと深い信頼関係は何度も足を運ばないと得られませんが、ぐっと近づける何かがあります。

お祭りの最中、日蓮宗のお坊さんによる法要が営まれました。こういうこともとても大事だと思います。私も廊下でそっと手を合わせます。多くの方が亡くなった事実・・これは忘れてはいけません。津波の教訓をいかに残すか・・・いま生きている人間の使命ですね。私は歌で伝えます。いま被災地がどんな状況で、どんな想いで生活されているのか。旅行でもいいのです。現地に行って食べて飲んで見て回って、お土産を買えばそれが応援になります。忘れないこと、これが一番大切です。

初めての女川は滞在が一日でしたので、今度はゆっくり回ったり食べたり出来ればと思います。仮設住宅の皆さん、ありがとうございました。真行院のご住職、ご縁をいただきありがとうございました。

女川の復興住宅