今年もこの季節がやってきました。。 大祓は、 “おおはらい”や“おおはらえ”と呼び、一年の中頃(6月)と年末に神社で行われる天下万民の罪穢を祓う神事です。
大祓と言う名称が古典に現れたのは、仲哀天皇崩御の時 「国の大奴佐(おおぬさ)」を取り、種々の罪を求めて国の大祓を行い、神の教えを請われた」 という古事記の記事が最初なんだとか。 神社でもらう小さな紙型に息を吹きかけて自分の身代わりとし、寸志とともに宮司さんに渡してお祓いをしてもらいます。 その後茅(かや)で作られた大きな輪を、皆で8の字にくぐります。これを“茅の輪(ちのわ)くぐり”と言います。 茅の輪をくぐる際は、宮司さんなどを先頭に参加者はそのあとをゆっくり付いて歩きます。茅で作られた大きな輪のなかを、左・右・左とくぐっていきます。 茅をくぐってどうなるの?と思うなかれ。これをやると不思議とすっきりします。世俗の垢や穢れの気をすっきり流して、また新たな半年(一年)の始まりです。 出雲大社には“輪くぐり神事”というのがあり、この茅の輪は「〇形」ではなく「U形」をしています。これを神職が両手で持ち、参詣者は縄とびをするように飛び越えてツミ/ケガレを落とします。出雲大社にはまだ行ったことがないので、大好きな寝台特急『サンライズ出雲』が走っているうちに行きたいです(縁結びの神様ですし、ね)。 年末などついつい忙しさにかまけて毎回とは参加できず残念ですが、参加できた時は「いよいよ年末だな」と思います。 家でゲームやネットもよいのですが、こういう古くからの風習や文化にも若い人たちには触れて欲しいと思います。 大祓・・・良いことは伝えて行かないと、ですね。
大祓について