『原発ゼロノミクス』キャンペーン立ち上げシンポジウムが参議院会館にて行なわれました。飯田哲也さんと金子勝さんがお話してくれ、とてもよく分かりました。

飯田さんの「原発は“戦艦大和”だ」というのが印象的でした。ちょうど大和の本を読んだばかりだったので、スッーとはいってきました。大和は無敵という神話を作り、航空機の時代に逆行して作られ、沈められると分かっていて出航しました。(案の定その通りになりました)

新エネルギー政策への転換(電力会社の分化)を進めようと言う内容でしたが、それよりも私が気になるのは人口の減少であり、迎えている高齢社会です。子供のいない私が言うのもなんですが、こんな私でも結婚して子供を作ろうと思える社会なのか、ということです。これから人口が減っていく国にどうして高いエネルギーが必要なのか、と考えてしまいます。人口を増やせないのなら、このままのエネルギー供給は要りません(享受する人間が少ないのですから)人口の減少に伴い、自然と時代の流れに沿ったエネルギー政策が必要だと思いますね。こっちのほうがよっぽど心配。

私のなかでもう原発が要る/要らないの話ではなくなってきました。要らないのはもちろんですが(というか必要ない)、この先のことです。この国をもっと子供を残したいと思う、またはこの国で暮らしたいと世界に発信出来る魅力的な国にすることです。国の存続に関わる問題です。

(写真:原発ゼロノミクマと私)

原発ゼロノミクス