『遺体〜明日への十日間〜』

初日に観ました。とても感動し、そして考えさせられる映画です。

東日本大震災で、ご遺体の安置場所になった釜石の小学校の体育館が舞台です。西田敏行さんを中心に物語は進みますが、出てくる役者さんがみんな良いです。

(酒井若菜さんと沢村一樹さんが特に良かったです。それまで気丈にしていた酒井さん扮する歯科助手が、親しい人が運ばれて来たときの演技はもう・・・)

そして葬祭業者の緒形直人さんの振る舞いがとても勉強になります。私ならこういう場合どんな対応するのか・・・想像もできません。西田さんも緒方さんも“人間の尊厳”に正面から立ち向かい、敬意を払います。本当に頭が下がります。

地震のシーンなどでPTSDを発症するおそれがあるので、どなたにでもとはいきませんが、なるべく観て欲しいと思います。決して忘れてはならないことですから。

人間の尊厳