私の水槽生活も三ヶ月目に突入し、水槽もなんとなくそれらしくなりました。コケが生えだし、水を換える頻度も分かってきました。いくつかの生体にもお別れを告げましたし、そのおかげでコツも掴めてきたようです。水槽(というか水)を作るには時間が必要なのです。こればかりは焦っても仕方ないです。 水槽を導入したばかりだといろんなことをしたくなります。水温はどうとか水質だとか水草のレイアウトとか・・たしかにあまりに水が汚れ過ぎもいけないし酸素もそれなりに必要です。でも一番大事なのは「適当」です。そう、テキトーがいいです。あまり手を入れない方がいいですね。プロでそれで食べているのなら別ですが、どうせ趣味ですしこちらは気が向いた時に眺めてお酒飲んだりする訳ですから、そんなにがんばることはないです。 先日大阪で会った友人にも言われました。「源川、あまり水槽には手をかけるなよ」彼も10年近く水槽・・主に水草をやっていたそうです。 いろんなサイトに行って読んだり、人にも聴いて試したり・・・でもどれもそれなりに正しいのです。だからその中で自分が納得するやり方をやるのがいい気がします。大変申し訳ないのですが、水槽に入った時点で彼らの運命は決まってしまいます。水温もほどほどにあり、酸素の供給もあり、適度に光に当たって餌もあれば大抵生きます。産卵させたり稚魚を育てるとなると少しやり方がありますが、それにしてもほどほどがいいですね。 何でもそうでしょうが、最初から成功はないし失敗もありません(酸素がないとか水が無いとかは別ですよ。それはどうやっても死にます)。金魚すくいですくった金魚も、ただ水を張っただけの水槽でも何日かは生きるはずです。そこから「ではブクブクをやってみよう」とか「水草入れてみよう」とか考えて行く訳です。病気になればそれでまた考えていく。世の中には何でも「こうした方がいいよ」というやり方はあるので、それを試していくのですね。それで飼い方が分かるのです。 私は水槽やりだしてから「人間は水(塩素)に守られているんだな」と思いました。金魚やエビには塩素は“毒”以外何者でもありません。それがどっさり入った水道水を我々は毎日使っているのです。人間ってのはいかに強いかが分かります(まあ、体が大きいですからね) 気づきもたくさんありました。いくばくかお金もかかりますが、長いようで短い人生です。一時水槽に心を奪われる期間があってもいいかな〜くらいに思って今夜も水槽を眺めます。
水槽生活、三ヶ月目