先日のご葬家、奥様(79歳)が亡くなり警察へお身体を迎えに行きました。解剖等の検査はなく、すぐお身体は家に帰れました。身体を一目見て
「大きい!!」
とは思いましたが、柩に収めた時に、もう横幅がいっぱいです。男性四人でなんとか持ち上げた感じでした。
ご主人(81歳)に伺うと奥様はずっと糖尿病で、最後の三日ぐらいは身体がだるそうで、すぐソファーで横になっていたそうです。いよいよおかしいと、救急車を呼ぼうと階段を降りて座り込んだのが最期だったそうです。
 
糖尿病は遺伝的原因のほかに、偏った食事/運動不足/強度のストレスなどが原因で引き起こされます。糖尿病と診断されたら「10年寿命が短くなる」危険性があります。医師の指示を無視したり、検査や治療を怠ると恐ろしい合併症が待ち受けています。(ちなみにこの奥様は心筋梗塞でした)
 
糖尿病になりやすい要因としては・・
・肥満ぎみ
・甘いものが好き
・ご飯や麺類、パンが好き
・お酒を飲み過ぎることがある
・食事の時間が不規則
・早食いである
・一日2000歩以上歩くことがほとんど無い
・外食が多い
・油ものが好き
・ストレスが溜まりやすい
・野菜不足
・寝る前に間食が多い  など
 
糖尿病は血液中にブドウ糖が増えすぎた状態が続くことで、血管や神経にダメージを与える病気です。通常ならば血液中にブドウ糖が増えると膵臓からインスリンという物質が分泌され、血糖値を正常値まで下げてくれるのですが、血液中のインスリン量が不足したり、インスリンの働きが悪くなると血糖値が上昇したままの状態になってしまいます。
症状としては・・
 
・喉が渇く
・疲れが取れない
・空腹感が強い
・食べているのに痩せる
・皮膚が被れる
・尿の量と回数が多い
・・これらが出ると、症状が進んでいるそうです。
 
心配な方は早めに医師の診察を受けて、食事療法と運動療法で改善ができます。
日常の防衛策としては、ウォーキングや水泳、エアロビクス、階段の上り下りなど、簡単な有酸素運動を一日30分〜1時間行なうのが良いです。一週間、夕食後に30分の運動を取り入れるだけでも血糖値は大きく下げられます。
 
私は朝は富士登山のトレーニングを兼ね、重りを身体に付けて1時間ほど、夕方も時間があれば30分ほど歩いています。禁酒する気は1ミクロンも無いので、その分歩いたり野菜を意識して摂ろうとは思っています。あとは一生懸命働いて、いっぱい笑うことでしょうかね。笑っていれば病気は向こうから避けていくだろうと信じて・・
http://tyugaku.net/img/himan1.jpg
<緊急提言版> 誰も書かなかった葬儀のお話 『糖尿病のはなし』・・編