葬儀には多くの業者が絡みます。
葬儀社から発注する主な業者さんは料理、生花、返礼品、霊柩車やマイクロバスの車両関係、ラストメイクなどなど。テントや看板などの外装品も必要に応じ発注します。
 
最初の三社…料理屋さん、生花屋さん、返礼品屋さんはほぼ全ての葬儀でお世話になります。一般的に葬儀では葬儀屋がエラそーにしていますが、業者さんのチカラなくては何も出来ません涙。
 
料理屋さんはある程度の量を頼むと配膳の方も来てくれます。お寿司やお料理を並べたり、飲み物が減っていたらついだり瓶を並べたりしてくれます。
私が見ていて感心するのは飲み物の栓を抜く速さと、出した料理を一旦引っ込めて、再度綺麗に盛り付けして出すあの技術です。
打ち合わせよりも多く会葬者がお見えになる場合があります。その際は早い段階で追加注文をし、お通夜終了までには間に合わせるようにします。
 
ご家族様は親族の人数は把握できても、お客様の人数まではわかりません。そこはこちらも勘を働かせ、足りなそうならすぐ追加をかけて対応します。応えてくれる料理屋さんには何度も助けられました。一番クレームがでやすいのも料理関係なので、大量に余るでもなく足りなくもない、少しくらい残る量を心がけます。
 
瞬時の判断が必要な場合があるので、ある程度の裁量は配膳さんに預けます。料金に大幅に響く事柄であればそこは葬儀担当が聞いて判断し、指示を出します。
葬儀は連係が大事なのです。
(次回は返礼品のお話です)
誰も書かなかった葬儀のお話 ・・『料理屋さん』編