奈良県の当麻寺で練り供養がありました。国宝・当麻曼荼羅(まんだら)を一晩で織り上げた伝説で知られる中将姫が、菩薩(ぼさつ)に導かれて西方浄土へ向かう伝統行事「練り供養会式」。多くの参拝客が詰めかけたそうです。

いま帯津良一さんが書かれた『ポックリ名人』という本を読んでいます。なかにこのような記述があり、面白いと思いました。

・・・これまでの養生は身体をいたわって病を未然に防ぎ、天寿をまっとうするといった“消極的養生”でしたがこれからは、日々命のエネルギーを高め続けていって死ぬ日を最高に持っていき、その勢いで死後の世界に突入するといった“積極的養生”が、地球や人類のエネルギーを促進するのだ、という具合です。死ぬ日をいつかいつかと待つのではなく、その日まで生きて生ききるぞ、という感じでしょうか。

私も人生を折り返し、少しづつそんな知恵を身につけていくようです。

これからは『攻めの養生』でいきたいと思います。

攻めの養生